退職を伝えるタイミング

日本は高齢化社会なので、ますます介護職のニーズは高まっていくと考えられています。
高齢者は増える一方なので、介護の資格がある人は簡単に介護職に就職することが可能です。
ただいざ働き始めると、仕事が想像以上に大変だったり、時間が不規則だったりで辞める方も少なくありません。

介護職は離職が多いのですが、介護施設としては優秀な人材を失いたくないと考えています。
急に辞められると人手がいなくなって困るために、退職時にトラブルになることが多いです。
例えば、介護施設側から辞めた従業員に対して損害賠償が請求されるケースがあります。

実の所、民法には期限がきちんと定められていない労働者の場合、雇用契約を自由に解消できると明記されています。
ただしいきなり辞めるのではなく、辞める2週間前に雇用主にきちんと伝えないといけないという規定があります。
したがって、損害賠償請求されたくないという方は、対処法として退職をしたい日の2週間前に介護施設の上司に意思を伝えることです。
このように法律にきちんと則って退職の手続きを行えば、損害賠償請求される心配はありません。

しかし、介護施設というのは人材が不足しているので、2週間前に急に辞めると言われても雇用主は困ってしまうものです。
よって、社会の常識として一か月前に先方に伝えた方が良いでしょう。
ただしよりもっと円満に退職したいのであれば、2~3ヶ月前に伝えるのがベスト。
その他にも、介護施設の就業規則に退職を伝えるタイミングについて決まりがある可能性があるので、しっかりと確認しておくことが大事です。